あなたの個性をマネタイズする

個性

おはようございます。飲食向上委員会です。飲食店経営者と働く人たちを物心ともに豊かにすることをコンセプトにし、情報発信・ビジネスマッチング・コンサルティング活動をしています。

飲食向上委員会のコンセプトはこちら

今回のテーマは・・・

あなたの個性をマネタイズする

です。この記事を書いている2022年12月現在で食べログに掲載されているレストランは84万3064件となっています。全国にはそれだけ飲食店の競合があるということです。あなたのお店がある場所に競合店がひとつもがないということはないでしょう。

現実には多くの競合がいる中で集客をしていかなければならないのです。そこで重要なのが他店との明確な差別化です。

ただ差別化といっても差があるのは当たり前です。

あなたのお店A店と隣にあるB店とに全く違いがないなんてことをありませんし、のれん分けをしたお店にももちろん違いがありますし、標準化を狙ったチェーン店でも差があります。(最もマニュアルと教育が整備されていると思われるマクドナルドでもスピード・接客対応などで差はでます。)

大切なのはその差が集客力や高客単価や高粗利というお金(価値)になるかということです。

価値を生み出す差別化に必要なのはずばり

あなたの強みという個性

です。

私たちはこの価値を生み出す差別化を生み出すことを「個性のマネタイズ(収益化)」と呼んでいます。

個性をマネタイズするにはただ闇雲に個性を打ち出すだけではできません。

それでは次から個性のマネタイズ化する方法についてみていきましょう。

個性マネタイズのステップ

個性をお金に変えるためには

  1. 自分のお店の個性を明確化する
  2. その個性をUSP(ユニークセリングポイントの略:自社が持つ独自の強み)になるまでブラッシュアップを繰り返すこと
  3. そのウリをマーケットへアピールし、集客へと結びつけること

の3つのステップが必要です。

ステップ

3番目については個性マネタイズ室ではなく、「売上バク上げ研究室」の管轄になるのでここでは割愛します。

それでは次から具体的な手法をみていきましょう。。

3つの分析

です。3つの分析とは

  • 自己分析
  • 競合分析
  • 市場分析

の3つになります。分析というとかなり専門的な知識がないとできないような気がしますが、幸い飲食店の情報はかなりオープンになっているので、お店を分析するためのデータはグルメサイトをしっかりと調べればわかります。

詳しい手法は弊会のメルマガ登録時にプレゼントした電子ブック「」に記載されていますのでそちらをご覧ください。

飲食店運営必須の情報満載のメルマガ登録がまだの方はこちら

電子ブックのダウンロードはこちら

自己分析

最初のステップは自己分析です。ここはお店の自己分析というよりはお店の実際に運営している店長さんの自己分析をすると良いでしょう。分析内容はかなりパーソナルなところに踏み込んでいきます。

小さい頃に好きだったこと、得意だったこと、興味を持っていたこと、仕事の経歴、住んでいた街etc…

そうです。強みとは正にあなたの知識・経験の全てなんです。このを読んでいる方なので恐らく20年以上生きておりその知識・経験という「財産」が蓄積されているはずです。その「財産」を強みの種としてピックアップする作業が「自己分析」ということになります。

競合分析

自己分析ができたら次にやるべきことは競合分析です。通常の分析であるならこの競合分析がプロ・スペシャリストが必要となるのですが、飲食店はネット上にグルメサイトというリサーチに最適な情報源があるため、こちらを活用するとスムーズに分析することができます。

ただし、ここで重要なポイントがあります。それは個性マネタイズ化のための競合分析とは

「決して相手の弱点を見つけるものではない」

ということです。自分の強みと対比してより強みを明確にして、研ぎ澄ますためのものです。

エリア・業種などで検索してあなたのお店の競合になりそうなお店を20件位リストアップしてみましょう。

そして、営業時間・定休日・看板商品・口コミなどをチェックしてみましょう。そこから競合店がどんな強みを持って自店とどこが違うかを掘り下げていきましょう。

その上で気になった店は

「訪問して体感してください」

いろいろな気づきが得られると思います。

市場分析

最後は市場分析です。こちらは本来の意味だとサンプリングを抽出してアンケートを取って分析するということになりますが、飲食店において必要なのは生の声です。

質問をして意見を聞くことも重要ですが、それだと本音が聞き出せないことが多いです。

  • 「他店の話を聞いてみる」
  • 「食べ残しをチェックする」
  • 「売れ筋をデータでチェックする」
  • 「口コミを見る」

などで「本音」を集めるようにしていきましょう。

強みを圧倒的なウリに変える2つの手法

分析によって自店の強みがかなり見えてきたのではないでしょうか?

それでは次のステップはその強みを「商品化」さらに「圧倒的なウリ」にしていくという過程に入ります。

マンダラシート

マンダラシートとはマンダラート・マンダラチャートとも呼ばれており、MLBの大谷選手が目標設定に使っていたことで話題にもなったものです。

3×3の正方形をさらに3×3にしたマンダラ模様のシートの真ん中にテーマを書き、そこから放射状にアイデアを書いていくことで思考を広げたり、深めたりするツールです。

この場合真ん中に入るテーマは「売上アップ」「看板商品開発」「プロモーション戦略」などになります。そこに分析をして出た強みのキーワードを埋めていき、そこから思考を広げていきましょう。

全てを埋めていくと広がったり深まったりしたキーワードが80個できることになります。

マンダラチェックシート

※マンダラシート自体がアイデア創出のツールなのですが、熟練しないとアイデア創出は難しいので事前にリサーチしてヒントになるワードを上げておいてから思考を広げることで使いやすくなります。

次にこのアイデアを凝縮する作業にうつりましょう。

少し難しいな!と思った方は飲食向上委員会の無料相談を活用してください。

乗算シート

マンダラシートでアイデアをまとめたら次は具体的なプランへ練り直していきます。その際に使うのが乗算シートです。

それは乗算=掛け算そのままです。マンダラシートででたアイデア80個からいろいろなパターンをチョイスしてかけ合わせてみましょう。

かけ合わせることによって生まれるシナジーは爆発的なパワーを生み出すことが多々あります。(カクテル・イタリアン×和テイスト、古民家×カフェなど飲食の世界でも乗算によって成功した例は多々ありますよね。)

ぜひ乗算で独創的なアイデアを導き出してください。

まとめ

  • 飲食店は常に過当競争にさらされている
  • その競争に勝つためには他店との差別化が必要
  • 差別化にはあなたのお店の個性を強みに強みをUSPに変える必要がある
  • そのためには自他のリサーチと分析が大切
  • 自己分析はパーソナルな歴史を振り返ることが大切
  • 他社分析はネットを活用しよう
  • 自他分析で掘り起こした個性をアイデア創造手法でUSPに昇華する