飲食店の売上アップに必要な4つの場(ステージ)①~店頭を整える~
おはようございます。飲食向上委員会です。飲食店経営者と働く人たちを物心ともに豊かにすることをコンセプトにし、情報発信・ビジネスマッチング・コンサルティング活動をしています。
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今回のテーマは・・・
お店の顔である店頭を整よう!
店頭を整えるです。これは飲食向上委員会が掲げているメインコンテンツである「売上アップに必要な4つの場(ステージ)(※注)」の中の一つ目の項目となります。どんなに広告宣伝に力を入れてブランドイメージの向上を図っても顧客が広告でもったイメージと実店舗の外観が大きく違っていたら、その顧客は来店をためらってしまったり、来店したとしても不安や不信感を持って入店してくるかも知れません。(人の評価はマインドで左右され最初にマイナスイメージを持ってしまうとあらゆることをマイナスに捉えてしまいます。=プライミング効果)
やはり、お店の外観は「お店の顔」と言えるので実店舗での営業がメインの飲食店では店頭が好印象であることが不可欠です。
好印象であるためには「きれいである」「目立つ」ということも必要ですが、それにはビルテナントで自分では対処できなかったり、コストが高すぎてすぐにアクションが起こせない場合があります。
そんなときにはすぐできて効果が高いのが、POPや小型看板などでお店の情報と整えることです。言葉や画像などで適切な情報を店頭で発信することで「信頼されるアピール」ができ集客につながっていきます。
(※注)“売上アップに必要な4つの場”と“4つのステップ”についてはこちら
飲食店の店頭において必要な4つの情報とは
それでは実際に店頭(外観)にはどのような情報をいれておけば良いのでしょうか?実は一般的な飲食店では以下の4つの情報があれば十分です。
- ロゴ・店名(ブランドを表すもの)
- カテゴリーとコンセプト(どんなこだわりがあるどんなお店かが分かること)
- 主力商品と価格(誰をターゲットにしているのかが分かること)
- 営業時間・定休日(行きたいときに実際に開いているのか)
この4つの情報をいかに店の前を通る人(見込み客)に訴求できるかが重要です。
店頭におけるよくある間違い~離脱要素を与えるな!~
上段で見た通り、店頭に掲示する必要がある情報はそれほど多くありません。それよりも重要なことは「見込み客に対して離脱要素を与えない」ようにすることです。
離脱要素とは「迷い」「違和感」など「この店に行こう!」という意思決定を阻害する感情を与えるような有形無形の情報です。
例えば・・・
- メニューをそのまま張りだしてある(人は情報が多すぎると迷って購入を避ける)
- 配色イメージを間違える(高価格帯を販売しているので黄色中心の配色の看板など違和感を感じると購入(入店)をためらう)
- 温度が伝わらないメッセージ(パソコン文字だけの情報など商品との距離感を感じると比較をしたくなり購入をさける)
食事は本能なので、お店やメニューを選ぶ際には感覚で選ぶ人の方が多いです。(逆に食事も理で選ぶ人は外に出る前に何を食べる決めてくる可能性が高いので店頭で迷うことが少ないですよね。)
これは店内のレイアウトにも言えることですが、「違和感」をなくすことが選択されやすいお店への第一歩なんです!
大切なのはコンセプトとの整合性
それでは違和感をなくすためにはどのよう対策を打てばよいのでしょうか?
そのためにもっと大切なことは
自店のコンセプトを明確にすること
です。あなたのどんな人で、どんな思いでお店を運営して、どんな商品作ってをどんな方に食べて(飲んで)もらいたいのでしょうか?
それが明確になると、訴える情報に重みと厚みが増してきます。そうなれば自分でホワイトボードにメッセージを描くにしても、業者に看板製作を依頼するにしても「説得力=ウリ」が生まれてきます。
まずは自分のお店・商品のコンセプトを明確にしてあなたのお店を「ウリ」を明確にしていきましょう。
コンセプト設計の方法について詳しく知りたい方は個性マネタイズ研究室をご覧ください。
言葉と非言語を上手く使う
オーラという言葉があります。それが可視できるのか色があるのかは私にはわかりませんが、その人が持っている雰囲気とか存在感とかは確実に感じることができます。
これはその人だけでなく、お店自体や商品などにも必ず伝わっていきます。
また、心理学の世界ではコミュニケーションのうち言語情報は10%以下で視覚・聴覚などの感覚情報がほとんどを占めるという説もあります。
これが先に述べた文字情報として発信することは4つで良いということと繋がっていきます。それよりも「非言語で」
- 安心できそう
- 美味しそう
- お得そう
と「感じて」もらえることが大切なのです。それでは次に実際どのようなことをすれば心理的に好影響を与えることができるかを見ていきましょう。
実際の良い事例
それでは実際の良い例を見ていきましょう。こちらのタイトルの名前は飲食向上委員会の造語で専門用語ではありません。
さくら効果
客が入っていないお店だと不安を感じてしまいます。特に郊外の駐車場があるお店だと、車が一台もないと「この店大丈夫かな?」と不安に感じてしまいます。広さに余裕があるなら1~2台は従業員の車を置いたりするのもいいかも!
店内が見える店は極力見える席から案内をするのも一つの手です。
多数派効果
メニューやPOPに当店人気No.1とか当店ランチベスト3など多くの人から支持を得られているアイコンやキャッチコピーをつけましょう。これがついていることにより「そんなに人気なら大丈夫だろう」という安心が生じ来店や注文に繋がります。
こばんざめ法
これは「テレビの取材を受けました。」「雑誌に取り上げられました。」のように権威のある他者からお墨付きをもらう方法です。芸能人のサインなどを貼ってあるお店も同様ですね。これらのメディアの発信は短期的な効果しか得られないですが、サインを貼っておくことで効果は持続します。
ただし、メディアが多様化している中で権威の影響を受ける範囲が細分化しているのでその効果には注意が必要ですね。
あなたのお店は大丈夫ですが、外観チェックポイント
視認性検証
人の視野や視点は自分で感じている以上の狭いです!看板などを出すときは以下のことを実際に確認しましょう。(これを視認性といいます。)
- どこから見えているか!(どこから見え始めるのか・街路樹などとのバッティングはあるか)
- 時間帯による見やすさはどうか?(明るさ・他店看板とのバッティング・)
- 人の流れが多い方に向いているか
実際向きを変えたり、位置を変えるだけで客数が2割変わったり、カーブと街路樹で店に入れる位置を超えないと看板が見えてなかったりということがあります。
商品・サービスに拘りがある人ほどこういうことを見落としがちです。ぜひしっかりと確認してください、。
ミスブランディング
コミュニケーションのうち言語が占める割合は10%以下と書きましたが、店構えで違和感を感じるミスブランディングの事例をいくつかあげていきます。看板などは変えるのにコストかかりますが、A看板はPOPなどを使う場合は以下のことに気をつけましょう。
- 色使い・・・寒色系はさける。単価の高い店は明るい色は避ける。安さをアピールするなら黄色など人はある程度色で物事を判断します。
- フォント・・・フォントによってもある程度ブランドを判断します。
まとめ
いかがだったでしょうか。外観を少し変えるだけで顧客の入店の流れが一気に変わることはよくあることです。もし今集客にお悩みならば
- 自店のコンセプトを練り直す
- コンセプトに則ったデザインや情報を店外に設置する
- 繁盛している雰囲気を醸し出すちょっとした工夫をいれる
ことでお店の集客力は一気に変わります。
看板を付け替えるとなるとコストがかかりますが、A看板やブラックボードの活用などでうまく集客を実施してみましょう。
飲食向上委員会では、あなたのお店の外観の無料診断も実施中。お問合せフォーム・LINE・InstagramDMからご連絡ください。
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最後までお読み頂きありがとうございました。今日もあなたのお店がたくさんの顧客で賑わいますように!