生産性UPのカギは新しいことを始めるのではなくやめること
おはようございます。飲食向上委員会です。飲食店経営者と働く人たちを物心ともに豊かにすることをコンセプトにし、情報発信・ビジネスマッチング・コンサルティング活動をしています。
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今回のテーマは・・・
生産性UPの上げるための一番の方法は「やめること」
ちょっと抽象的なテーマですが、今回はこちらをビジネス革新室の重要なテーマとしてこちらの話をすすめていきますね。
まずは生産性についてお話をしたいと思います。
なぜ生産性を上げなければいけないのか
生産性というと少し人間性を否定して利益を上げるものというイメージがある方がいるかも知れません。確かに生産性を上げるために人数を減らすという手法もあったのも事実です。
でも、私たちが提案する生産性の向上とは、
- 現状の業務を分析をして、
- 問題点を発見し、
- より良い業務システムを再設計して
- 働きやすい環境を作ること
を指しています。
そのような形で生産性を上げることで
- 働きやすい環境が構築できる。
- 収益に直結する業務に専念できる。
- 業務の習得までの期間が短縮される。
というメリットが生まれてきます。デメリットは今まで「仕事をしていたような顔をして価値を生み出していたかったことがばれてしまう。」ということでしょうか・・・
もちろん、そのためにはしっかりとした業務分析をする必要があります。
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分析は実際のあなたお店を見たり聞いたりしないとできないので、ここでは生産性を上げる方法についてみていきましょう。
生産性を上げる方法
生産性を上げる方法は以下の3つの方法が考えられます。
- 単純にスピードをあげる
- システム化する
- やめる(得意な人に任せる)
それぞれについてみてみましょう。
単純にスピードを上げる
生産性を上げるというと、このスピードアップをイメージする方が多いと思います。ただ、このスピードを上げるというのも2つに分類できます。
1つ目は「スキルアップによってスピードアップを図る。」こと
特に新人さんや新しい業務を習得する段階では、「トレーニング(経験)を積んで、スキルを上げる」ということは重要です。但し、この方法は個人差と物理的・メンタル的(現代ではとても重要)な限界があるのでなかなか難しいところではあります。
2つ目は、「システム再構築してスピードアップを図る。」
これは店舗レイアウト・備品・商品の置き場の見直しを図ることで作業工数を減らしていくことです。
あまり、ピンとこないかも知れませんが、的確なアドバイトを受けると、お店によっては大きな効果が上がる場合があります。(少しフォーム改造をすることで飛躍的に成績が伸びるスポーツ選手のイメージですね。)
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システム化する
システム化とは業務を一定の成果を出すために定型化するという意味です。具体的なやり方としては「マニュアルの活用」「ルールの策定」「機器による補助」などが挙げられます。
デジタル革命→DXが叫ばれている現代では、システム化と言えばデジタル機器の導入が不可欠だと言えます。
デジタル機器の導入にまた別の機会に詳しく書きたいと思います。
やめる(得意な人に任せる)
この記事で一番おすすめしたいことがこの「やめる」です。1週間の仕事を拾い出して分析していくと
- いつもやっていて、大切なこと
- いつもやっていて、やらなくてよいこと
- いつもやっていて、他の人にもできること
- いつもやっていて、あまり得意でないこと
に分類されてます。人の行動は「(過去の経験に基づく)今の習慣」に縛られているので、それが今と未来にとって大切とは言えないことが多々あります。年に1回位、自分の毎日・毎週の行動を振り返って、この2-4番をいかにやめていくことが実は業績アップのコツなのです。(優先順位という考え方です)
一般的に仕事ができると言われている人は「コミュニケーション力が高く」「優先順位の付け方が上手い」人が多いです。
※業務の優先順位についてはまた別の機会に紹介したいと思います。
と、そうは言っても、恐らく多くの人が今までやってきたことを「これやらなくても良くない?」と気づいてやめることは難しいと思います。次にやめることが大切な理由と「やめれることリスト」を作ったのでもう少しお付き合いください。
やめることが大切なたった一つの理由
なぜ、やめることをこんなにおすすめしているかというとそれには理由があります。
それはあなたという存在はたった一つしかないから
です。そして人が最大にポテンシャルを発揮するときは
その人の天職に対して集中したとき
です。料理が得意な方は料理、接客が得意な方は接客に専念することで本当の価値が生まれてきます。本当の価値が生まれると顧客からの評価が改善され「売上・利益」が一気に伸びます。
人があまり多くのことや苦手なことにエネルギーを奪われると本来のポテンシャルが発揮できません。また長時間労働はそれが当たり前の状況だと気づきませんが、ストレスによるイラつきや判断力や集中力の欠如によるミスなどで仕事の成果を着実に落としていきます。
月の休みは7日以下、一日の労働時間が10時間以上、年に2回以上長期休暇をとっていない方は恐らく慢性的に疲れています。(ほとんどの飲食店勤務の方が該当するかも知れません。)
思い切って、今やっている仕事の断捨離をして業務を改善していきましょう。
辞めることリスト
こんなことはやめたり、人に任す方がよりということをリストアップしてみました。もし、この中に該当するものがあったら、勇気をもってやめてみるのもいいかも
費用対効果が合わないもの
- 客単価2000円以下の店での外注できる仕込み
- 売上規模300万以上のお店での買い出し
- 中休みなしの通し営業や8時間以上のシフト交代なしの営業
- 効果の低い(目安レスポンス5%以下)のSNS投稿
- 会計・給与計算など経理処理
- 販促物の作成などセンスが必要なもの
など、思い当たりことはないでしょうか?毎日の行動がお店の売上を作り出します。ぜひ一度仕事の見直しをしてみてください。
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最後までお読み頂きありがとうございました。今日もあなたのお店がたくさんの顧客で賑わいますように!
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