【おもてなし】サービスを分離して新たに価値を見出す【マネタイズ】

おもてなし

おはようございます。飲食向上委員会です。飲食店経営者と働く人たちを物心ともに豊かにすることをコンセプトにし、情報発信・ビジネスマッチング・コンサルティング活動をしています。

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今日のテーマは

「サービスの価値としての分離」=「おもてなしのマネタイズ(収益化)」

です。

日本には「おもてなし」と言われる世界に誇れる素晴らしい文化がありますが、それを価値化することがうまくできていないように思えます。

それってどういうこと?と思った方もいるかも知れませんが、おもてなしというものは人を感動させる素晴らしい「人的技術」であるのですが、それを使う人たちにそれに見合う対価が与えられていないのではないと思えるのです。

チップ=人的サービスに対する対価

例えば、欧米ですと、サービスの対価として「チップ」という文化があります。商品や物的サービスには通常料金の中で対価を支払い、人的サービスにはチップという形で支払います。

別に私は欧米信仰があるわけでもないですし、もしかしたらその分通常の賃金が低いのかも知れませんが、大切なのは「サービスとは価値のあるものである」という認識です。

先ほども申し上げたように

サービスとは人を感動をさせる素晴らしいものである

という点では、音楽・芸術・スポーツなどと同様に人的サービスとして対価を払うべきものであるということです。

水とサービスはタダ

ところがこんな話になると、「おもてなし」は人(または接客業)として当然のことだからお金が発生するようなものではないという意見がでることもあると思います。

本当にそうでしょうか?

上記のタイトルのように昔、日本では「水と安全はタダ」という言葉がありました。でも現代ではミネラルウォーターを買ったり、浄水器をつけたり、ウォーターサーバーを設置するのは当たり前ですし、セコムを設置するのも当たり前ですし、子供はみんな防犯ブザーを持って登校しています。

このようにおもてなしに対して対価を払う文化を構築していく必要があります。

個性を価値に変える

もうひとつの流れが情報化社会の進展です。これはハードの部分で言えば、インターネットの拡大やスマホの普及ということですが、ソフト面で見れば、YouTubeやTikTokなどの情報発信サービスによって誰でも情報(個性)を発信できるようになったということです。私はアラフィフなのであまり詳しくはありませんが、その発信においては一定数の登録者や再生数を獲得して広告収入を得るものと「投げ銭」というファンを獲得して収入を得るものの二つも収入があるようです。

この「投げ銭」というものがサービス業におけるチップに当たると思いますし、今まで特定の方にだけ受け取ることができたパフォーマンスに対する対価を払うシステムができあがっているということはサービス業に対する対価を払うシステムとしても可能なのではないでしょうか?

サービス・おもてなしに対して対価を払うシステム

そんなおもてなしに対して対価を支払うことのできるサービスも誕生しているようです。

ごちっぷ

すべてのおもてなしに感謝と対価を」をテーマに新しいサービスです。

素晴らしいサービスを生み出すお店とそれに対してお礼の気持ちを渡したい顧客を結びつけるサービスです。店舗側も無料で登録できるのでぜひ登録してみてください。

ごちっぷのサイトはこちら

https://gochi-tip.com/

※他にも同様のサービスがあれば随時更新していきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

時代は大きく変わってきています。

  • 冷凍食品もコンビニやスーパーの弁当や総菜などの食全体のレベルが上がっており差別化が困難。
  • 新しい時代の若者は無償のサービスを提供を要求する労働を「ブラック」として敬遠する。
  • コロナ施策による席数減は今後も継続される可能性が高く新たな付加価値が必要。
  • 同じくアルコール離れは進み、量による客単価は低下していく。
  • 世界的な食材不足はすすみ、原価は口頭している。

飲食向上委員会では、このコロナ渦は私たち飲食業界が自分たちの今までのあり方を見直しよい機会だったと捉えています。その中で今まで磨いてきた接客・おもてなしを新たな価値としていくことは大変重要だと思います。

この記事で伝えたいこと(まとめ)

  • おもてなしは感動や幸せを感じさせる最高の価値があるものである。
  • 価値あるものはその対価をうけとるべきである。
  • 新たなサービスとして「おもてなし」を対価に変えるサービスが生まれてきている

素敵なサービスから新たな価値を創造して「新しい飲食店のカタチ」を作っていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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